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こんな症状でお困りの方へ

​気持ちが落ち込む

 周囲の環境への不適応によって生じる「適応障害」や,「うつ病」「双極性感情障害」などがあります.
 適応障害では,環境調整や認知行動療法によるストレスへの対処能力の獲得が有効です.うつ病や双極性感情障害では,お薬の治療も大切です.

​物忘れをする

年齢とともに記憶力は低下しますが,「アルツハイマー病」「レビー小体病」など,認知症の可能性もあります.早期発見・治療して進行を抑制したり,自分も家族も「病気である」ことを理解し,先手を打って対応することで,よりよい生活を長く続けることができます.
 各種認知機能検査も実施可能ですので,かかりつけ医からの鑑別診断依頼にも対応しています.必要に応じ,近くの病院で画像検査をおこなうこともあります.

寝付けない,途中で起きる

単なる不眠であることもありますが,「うつ病」やその他の精神疾患であることもあります.一時的に,睡眠薬によりリズムを整えたり,不眠の原因となっている生活習慣を振り返ることも大切です.

動悸や息苦しさを感じる

「パニック障害」「身体化障害」などがあります.
 パニック障害は,電車や飛行機に乗ったり,混雑した場所に行くと,急激に不安感が高まり,行動が制限されます.
 身体化障害は,身体的な症状を感じて,内科などで検査を受けても異常がなく,精神的なストレスが身体の症状としてあらわれます.

人前で緊張する,手がふるえる

「社交不安障害」などが考えられます.人前で話すと緊張して声がふるえたり,頭が真っ白になってしまったり,サインを書くときに手がふるえて,うまく書けなかったりします.森田療法や認知行動療法も有効です.

うまく人付きあいができない

人付き合いというものは難しく,ささいなことで行き違うこともしばしばです.自分の行動や考え方のクセを知り,先回りして不安を募らせたり,感情的に対処しないようにトレーニングする(認知行動療法)のも有効です.また,気づいていなくても軽度の「発達障害」などがベースにある場合もあります.

うっかりミスが多い

成人で「ADHD」「発達障害」が顕在化することがあります.
 ADHD,発達障害は,自分も周囲も気づきにくく,人間関係がうまく行かない,空気が読めないといわれ,ようやく発見されることもしばしばです.自己の特徴を見極め,周囲に理解してもらうことも大切です.

その他

これまでに紹介した症状以外でも,脳やこころの問題でお悩みの場合は,お気軽にご相談下さい.

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